南米ツアーレポート2016

2016年夏。スキーキャンプの下見で南米へ行ってきました。

今回は南米最高峰アコンカグア(6,962m)の麓に位置する2つのスキー場、ペニテンテス(アルゼンチン)とポルティージョ(チリ)をご紹介します。

2つのスキー場は、アンデス山脈を挟んで東側アルゼンチンと西側チリの国境付近にあり、車で1時間ほどの近さですが、全く異なった趣きを有しています。

アルゼンチンのペニテンテスは日本ではほとんど知られていないローカルスキー場ですが、300ヘクタール(*)のスキーエリアがほぼ全面滑走可能な開けたレイアウトになっており、しかも、スキーヤー&スノーボーダーが少なく、ローシーズンの平日ともなると貸切状態! かなり良い条件でスキーを楽しめます。

元々ロス・ペニテンテスというエリアは、アコンカグアへ登頂する登山口となっており、登山家を相手にした民宿やレストランが点在していますが、近年はバスツアーで都会から雪を見に来る観光客が増えており、スキー場内にもリフトで上がって写真を撮って帰る観光客の方がスキー客よりも多いようにみられます。

一方で、チリのポルティージョはレーシングトレーニングや急勾配なオフピステで有名なスキー場で、USのオペレーターによって欧米のようなサービスが受けられます。

最も簡単なアクセスは、チリのサンティアゴ国際空港からポルティージョ行の送迎バスに乗り、ポルティージョのスキー場内に併設するホテルにチェックインするだけです。ホテルのプランには、宿泊とリフト券、1日4食の食事、プールやフィットネスジムといった施設利用など、滞在中に必要なものが全てパッケージになっています(**)。

ポルティージョでは500ヘクタールの変化に富んだスキーエリアに加えて、雄大なアンデス山脈でのヘリスキーが楽しめます。

遠いと思われがちな南米ですが、スキー場へのアクセスは空港から約2時間と意外と近く、価格も欧米やオセアニアと比較して大変リーズナブルです。また、食事も日本人の口に合うと評判です。夏休みのスキー旅行を検討されている方は、是非南米スキーも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

Ski Campでは、2017年夏の南米スキーキャンプ、そして第二次南米スキー遠征を計画しています。一緒に南米を回って下さるスキーヤー&スノーボーダー、カメラマンの方、現地でセッションしていただける方を常時募集しています。

また、ペニテンテスやポルティージョで滑ってみたいけれど英語やスペイン語が不安という方には日本語での情報提供やサポートも行っています。

お問い合わせはホームページ右上のお問い合わせフォームよりお願いします。


(*)八方尾根が220ヘクタール、志賀高原が425ヘクタールなので、日本のスキー場と比較するとかなり広いと言えます。
(**)ホテルの他、シャレーやロッジといった料金設定の異なるプランがあります。今回のツアーでは、ロッジに宿泊し、セルフサービスのレストランを利用しています。ホテルを希望される場合は、早期のご予約をお勧めします。