2020年3月末。オープン前の月山スキー場へ行ってきました。
恒例となった春の月山撮影セッションですが、今回はスキー場周辺のバックカントリーエリアで撮影しました。
山形県の豪雪地帯にある月山スキー場は、例年4月10日頃から7月末頃まで営業していますが、今年は小雪とのことで1週間早く4月3日にオープンしました。
厳冬期は降雪によって道路が閉鎖され、4月にオープンする頃には積雪10メートル(今年は少ないとは言え8メートル)にも及びます。
他のスキー場が営業終了するゴールデンウィーク明けにはコアなスキーヤーがこぞって月山に集結し、どこもかしこもコブだらけになる為、月山と云えば「コブ」という印象も根強いようですが、コブができる前の4月の月山は格別の楽しさがあります。
リフト1本でアクセスできる広大なオープンバーン、雄大な朝日連峰の眺め、志津温泉までのロングツリーラン、春の陽気と時々新雪。そして何よりスキー場内に人が少ない!特にメインバーンの大斜面は貸し切り状態です。
スキー場内だけでも十分楽しめますが、お勧めはバックカントリーツアーです。リフト降り場から30~40分歩くだけでロングコースが滑れますので、バックカントリー初心者の方にも是非ツアーに参加していただきたいです。スキー場の裏側、まさしくバックカントリーに絶景が広がっています。
今回は裏側までは行きませんでしたが、素晴らしい晴天の元、美しい月山・湯殿山の景色とフィルムクラストのナチュラルバーンを満喫できました。
周知の通り、今年はコロナウィルスの猛威により、人が集まるレッスンやツアーは軒並み中止となっています。大変残念です。
一日も早く平穏な日常が戻ってきますように。
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関連動画(渡部浩司チャンネル):